人生とRPGの違い(2)参加プレイヤー数

ロールプレイングゲーム(RPG) VS 人生ゲーム

(2)参加プレイヤー数: 自分一人のみ vs 60億人

 

RPGは基本的に、自分一人で遊びます。ゲーム内の人間は自分だけです。キャラクターはたくさん登場しますが、用意されたセリフをしゃべり、決まった行動を取ります。

一方で、人生ゲームでは、遊んでいるユーザーは、60億人います。ゲーム内の人間は60億人です。同じフィールドを共有して、同時プレイしています。

 

プレイヤーが一人だけであれば、相手は用意された行動を取るだけなので、攻略はやさしいです。何回か間違えたとしても、NPC(ノンプレイヤーキャラ・コンピューターが操るキャラ)の行動はパターンに限りがあるので、いつかは勝つことができます。

それが全てのプレイヤーが人間であれば、どうなるかというと、自分の一つの打ち手に対して、相手の打ち手が無数に考えられます。また、相手の打ち手を想定した、こちらの次の手もまた無数に考えられます。そうすると、お互いの手を読みつくすことは、基本ありえない、ということになります。つまり、ゲームの展開を完璧に予想することはできません。3手先すらあやういでしょう。

 

また、コンピューターが操るキャラは、その目的が非常にわかりやすく、対処の方法もわかりやすいです。戦闘であれば、攻撃をしてくるので、倒せばいいし、街であったときには何かヒントになるような言葉を話してくれる可能性が高いので、話しかければよいのです。ゲームの目的のために配置されたキャラクターですから、すべてプレイヤーのゲームの進行に関わりがある。当然です。

一方で、人間相手になると、相手の行動目的は、バラバラです。人生ゲームで何を大事にして、何を目的にプレイヤーが遊んでいるかはわかりません。また、他のプレイヤーは皆自分の人生のために生きているのであって、私のゲームのために存在するわけではありません。人生では、誰もが主人公ではないのです。

 

RPGと人生ゲームの参加プレイヤー数の違いについてまとめます。

 

人生ゲームは、60億人の人間のプレイヤーが同じマップ上で、それぞれ独自の目的を持つプレイヤーを相手に、遊ぶゲームです。

RPGは、一人の人間のプレイヤーが用意されたマップ上で、プレイヤーのゲームのために配置されたキャラクターを相手に、遊ぶゲームです。

 

人生では、自分以外のプレイヤーの行動を読み切れないため、完全な予想というのはできません。また、他のプレイヤーの目的はとても多様ですが、その複雑な目的を知る有効な手段は、察するしかありません。そのため人生は、RPGに比較すると、観察力が非常に重要なステータスの一つになっています。


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