人生とRPGの違い(4)ルールの絶対性

ロールプレイングゲーム(RPG) VS 人生ゲーム

(4)ルール: 常に同じ vs 常に変わる

ロールプレイングゲーム(RPG)では、ゲームのルールは説明書にも書いてあるように、常に同じです。ゲーム内のプレイ時間が経過したり、マップを移動したからといって、まったく新しいパラメータ(例えば英語)が必要になったり、突然攻撃力がリセットされることもありません。基本的には、最初にルールを把握すれば、経験値を積み上げることで、まっすぐ能力を高めることができるようになっています。

一方、人生ゲームのルールは、説明もされていないですが、じつは絶えず変化しています。

 

例えば、内定獲得ゲーム。このゲームは、昭和まではゼミの先輩や教授、親族の紹介を得るゲームでしたが、リクナビ等の求人サービスの登場をきっかけに、学歴や大会優勝歴などの客観的なラベルを武器にして、なるべくランキング上位の企業の枠を争うゲームに変化しています。

これまで評価されなかった能力の例としては、小学生にだけすごくウケる動画を作る能力は、これまで全く収入になりませんでした。しかし、Youtubeの普及以降、高収入のプロが存在する職業として成立するようになりました。

 

人生ゲームのルールは、技術の進歩や、人間の価値観が変化することによって、常に変わっています。積み上げた経験やスキルが役に立つかどうかは、残念ですが保証されていません。

ルールが変わるということは、正解も変わるからです。

 

RPGと人生ゲームのルールの違いとは、次のようになります。

RPGでは、ゲームの前提条件は変わらず、ルールも一定なため、戦略の最適解を求めることができます。

人生ゲームは、ゲームの前提条件は変わるものであり、ルールも時間とともに変わるため、戦略の最適解を一つに求めることはできません。

 

現実では、過去の正解と同じ方向で努力を続けることは、前提条件が違う分だけ、むしろ間違っている可能性があります。逆に言えば、今自分は勝てないゲームであっても、必ずルールに変更が生まれるチャンスが出てくるということです。何が、ゲームのルールを変えるのか、注意を払う必要があります。


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