人生の攻略法(4)ステータスバーを表示せよ

人生ゲームの攻略法、4つ目のコツは、「目標を細かく計測可能にせよ」です。これをRPGの言葉で言えば、「ステータスバーを自作せよ」になります。

お気づきの人もいるかと思いますが、この攻略法は、特にやりたいことがない人にとっては意味がありません。攻略法(3)を参考にしてください。

 

人生とRPGの違い(7)人生とRPGの違い(8)で説明したように、人生ゲームは、タイムスパンが非常にながく成長の実感が得にくい、ステータスバーが非表示で、能力の成長を実感しにくい、というステータス確認において、致命的な欠陥を持っています。

世の中で優秀な人といわれる人は大抵、目標設定が細かく、進み具合の測り方を用意していて、ブレることなく目標に進める準備が人が多いです。人生ゲームのプレイヤーのほとんどの場合、本人の能力が足りないことはほぼなく、どちらかと言えば、モチベーションをなくすことや、期限設定に無理があったという場合が、挫折する理由のほとんどです。

シンプルで期限が考慮された目標を、シンプルな習慣で追いかけていけば、目標達成の確率は、飛躍的に向上します。

 

人生ゲームにおいて、ステータスバーの代わりを自作する場合、目標達成サイクルは次のようになります。

(1)やりたいことの明文化

英語であれば、「TOEIC800点以上で給料が○○円上がるから」「仕事上で外国人に道誘導をするから」など、目的をはっきりさせます。「教養のため」は最悪の理由で、「今日常生活に困っているから」がベストの理由です。必要性を感じない理由は私たちは達成しようとはしません。

(2)必要最小能力の定義

「仕事上で外国人に道案内をするから」という理由で、英語を学習する場合、英文法を網羅的に覚える必要はありません。どちらかと言えば、役に立つのは、「まっすぐ行って左」「トイレは、3階」などの頻出フレーズを丸暗記して、相手に通じるレベルの発音で発生することでしょう。間違っても、高校英文法を網羅する必要はありません。必要な分だけ、最短で身に着けることが大事です。取り組むべきかどうか判断に迷う場合には、使用頻度が高いか否かで決めていいでしょう。

(3)1日単位の作業量に分解

目標達成に向けて継続的に何をしたことのない人であれば、そもそも「目標達成能力Lv.0」からのスタートであることを自覚したほうがいいでしょう。つまり、現時点のわたしたちは「3か月以上にわたる中長期の目標を立て、達成する能力はない」「自分が1日・1週間・1か月でどのくらい目標達成に時間を割けるか、実際のところ把握していない」「どのようなイベントが起きると目標達成を放棄したくなるか知らない、対策法も考えていない」。これがスタート地点です。そのため、初心者の我々は、まず今日「英単語を5つ覚える」と一日の目標を決めて、1週間継続できたら、それを当分の目標とする手法を取ると挫折を回避できるでしょう。

(4)ペース確認

ここまで、目標達成の期限を設定していませんでした。というのは、目標達成レベルが低レベルの人がやりがちな失敗は、ほとんどが身の程知らずな目標・期限設定だからです。自分のペースが計画通りでなくなった途端に、目標に向き合うこと自体に強いストレスを感じて、止めてしまいます。目標の期限を決めるのは、1週間程度継続できた行動の延長線上に計算すると良いでしょう。大事なポイントは、毎日リセット感覚を持つことです。1日忘れてしまっても、取り返す必要はありません。常に、今日1日やるはずだった分だけに取り組めばいいのです。長い目で進み続けていること、その一点だけで、自分を肯定してよいのです。

 

RPGのステータスバーには、様々な意味づけがありましたが、今回の手法は、それぞれ次のように該当しています。

  • 重要な能力のピックアップ→ (2)必要最小能力の定義
  • 能力の強さを数値化→ (4)ペース確認/(2)必要最小能力の定義
  • 行動と能力の強化関係の明示→ (1)やりたいことの明文化

さあ、やりたいことを見つけたら、ここに戻ってきて、参考にしてみてください。


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